今日はICOについて考えていきたいと思います。
8月3日にテックビューロがICOにより企業の資金調達をサポートするプロットフォームをつくることを発表しました。かなりの注目を集めているようですね。事前登録者数もそろそろ4万人を超えるでしょう。
ICOが注目されている理由の一つに新しい資金調達手段ということが挙げられる。
現在企業の主な資金調達の手段は、
- 銀行からの借入金
- 新株発行による株式市場からの調達
があります。
ここに新しくICOが入ろうとしているのです。
具体的な方法としてはあるプロジェクトを目的に資金を必要としている企業が投資してくれる人一人ひとりにトークンを発行して資金を集めます。(企業独自の仮想通貨を発行し、お金を集める)
資金集めなら借入金や新株発行、IPOでよいのでは?
従来の考え方であれば、借入金や新株の発行、IPOでよいのでは?と考える人が多いでしょう。
しかし、それらとICOと比較すると以下の点が異なってきます。
- ICOには配当がない
- ICOには利子がない
- ICOにおいて会社の事業価値は関係ない
- ICOはインターネット上でグローバルに行われる
- 少額から投資できる
- 株や財務諸表のような難しい知識を必要とされない
- ICOにおいてはプロジェクトの社会的価値が評価される(いいね!と思えるか)
こんなところでしょうか、他にもあったら教えてください
下記の記事ではICOを以下のように捉えている。
「やってることの本質は『グローバルな購入型のクラウドファンディング』だ」
jp.techcrunch.com
たしかに株による資金調達の比較するとクラウドファンディングに近いように見えますね。
ならクラウドファンディングで資金調達すればよいのでは?

ICOと私たちの知るクラウドファンディングとの決定的な違いはトークンの存在です。
上記のテッククランチの記事にある通り、基本的にクラウドファンディングは一度プロジェクトの目的を達成できたらイノベーターと投資家の関係はそこで終了します。
しかし、ICOはトークン(企業独自の仮想通貨)があるためプロジェクトによって生まれたモノ・サービスをトークンで購入し消費することができたり、他の仮想通貨と交換できることが想定されていることから一つの経済圏が生まれると考えられます。
つまりクラウドファンディング以上にイノベーターが実現したい社会を実現できる可能性が高いのです。
例えばアマゾンがリアル店舗や決済サービスへの進出だけでなく独自通貨を発行したら、それだけで生活ができそうな気がしますね。。。。。
まとめ
ICO=株+クラウドファンディング+Facebookのいいね! のイイトコ取り
みたいなイメージなのかな?今のところ
(あれ?銀行は?)
今度はICOで実現される社会について語りたいと思います。
それでは。


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