
現状の暗号通貨市場
2017年の暗号通貨市場の躍進
△ビットコイン価格
暗号通貨市場は2017年に突然急拡大を見せました。暗号通貨市場の基軸通貨であるビットコインは1年で20倍の値上がりを見せ、その他暗号通貨も数百倍から数千倍の値上がりが起きました。
世界中の人が暗号通貨に熱狂し、100年に1度の奇跡とだったと言えます。
市場が急拡大した要因として、日本における暗号通貨の法的地位の獲得が資金流入を加速させたと言われております。現状、ビットコイン取引の4〜5割が日本円が占めており、日本は間違いなく暗号通貨先進国として、この市場を牽引しています。
△CMCより暗号通貨の市場規模
そして2017年年末から2018年1月初旬にかけてたった1週間で61兆円から91兆円と驚異的な勢いで市場は急成長しましたが、しかし、2018年1月。
誰もが2018年も暗号通貨市場のさらなる活況の幕開けを期待していたが、中国と韓国の規制強化やテザー疑惑、コインチェックハッキングなどの不安材料が噴出し、180万円前後を推移していたビットコインは一気に60万円台にまで急落しました。
今年は暗号通貨間の生き残りやその実用性が問われる試練の1年となるでしょう。
投資家は暗号通貨のどこに魅力を感じているのか
それではこれだけの奇跡的な経済現象を見せた暗号通貨に対して、投資家はどこに魅力を感じたのでしょうか。
ただ投機的な値動きに対して投資している人も多いでしょうが、本気で暗号通貨の可能性にを信じて投資している人もたくさんいます。
考えられうる暗号通貨の魅力
- 暗号通貨決済の時代が来る
- 国際送金におけるインフラとなる
- 契約書のスマートコントラクト化による確実な履行
- IoTでのトランザクションの改ざん防止
- 既存産業のブロックチェーンへの転換によるトークンエコノミー社会の到来
これらが暗号通貨に期待されていることですが、それではこれらのことはどのような技術で実現されるのでしょうか。
暗号通貨の基盤となる2つの技術
暗号通貨を支える技術は大きく2つあります。
- 暗号技術
- 分散技術
この2つの技術が先に上げた暗号通貨の魅力を支えています。
今後、2回に分けてこの2つの技術について解説していきたいと思います。
暗号技術と分散技術の仕組みと歴史を知れば、あなたも今の暗号通貨への熱狂が単なる一時的なものではなく、将来確実に人類社会を支える重要な発明であることに理解していただけると思います。


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